内視鏡調査は「撮れるか」だけでは差が出ません。
現場で本当に価値が出るのは、次の3点です。
・配管屋の目線で、原因と対策を判断できるか
・調査後の清掃・復旧、必要な設備工事まで含めて状態を整えられるか
・記録を、社内説明と計画に使える形に落とせるか
本ページでは、そのための機材・記録・報告の考え方を整理します。
内視鏡カメラの仕様
弊社はより細部までの調査を実現するため、小型の内視鏡カメラを使用しています。
空調ドレンなどの細い配管にも入りやすく、現場での確認範囲を広げやすい仕様です。
・メーカー:
・有効長:25m
・先端径:8mm
・特徴:
ほか手法との比較
| 調査方法 | 精度 | 建物へのダメージ | 調査費用 |
|---|---|---|---|
| 内視鏡カメラ調査 | ◎ 極めて高い | ◎ ほぼなし | 〇 低コスト |
| 解体・掘削調査 | 〇 高い | × 大 | × 高額 |
| 外部からの推測・目視 | △ 低い | ◎ なし | ◎ 最安 |
抜管調査で「耐用年数の見立て」まで可能
内視鏡調査は、配管の中を映像で確認し、状態と異常の兆候を把握するのに有効です。
一方で、更新計画を立てる段階では「あとどの程度使えるか」を、できるだけ根拠をもって判断したい場面があります。
弊社では必要に応じて、配管の一部を引き抜いてサンプル化する 抜管調査を組み合わせ、配管の状態や対応年数を科学的に割り出し、中長期的な管理計画を立てやすくするサポートも行なっています。
- 更新の時期を見立て、大規模修繕のスケジュール に落とし込む
- 物件ごとに、更新の優先順位を付ける
- 「一括更新」か「段階的更新」か、現実的な方針を決める
- 稟議やオーナー説明で、判断の根拠を示しやすくする
※抜管調査はすべてのケースで必要になるものではありません。
弊社では、内視鏡で把握した状況と目的(計画化したいのか、直近の原因特定が優先か)を整理したうえで、必要性を判断し、過不足のない進め方をご提案します。
報告書の特徴
調査会社の報告は「見えたものの記録」で終わることがあります。
弊社は配管工事の専門家として、調査結果を「次の打ち手」に落とし込むことを重視します。
- ①配管屋の視点で整理:異常の意味を、現場の実務に沿って言語化
- ②原因の見立て:起きていることを構造として整理し、判断をしやすくする
- ③対策の方向性:応急・修繕・更新など、現実的な選択肢を提示
- ④優先順位:今すぐか、計画的にか。判断の軸が残る形にまとめる
- ⑤次の一手:再発を減らすための運用や、次回確認の目安も提案
調査後の清掃・復旧まで含めた現場対応
内視鏡は「見る」ための手段ですが、現場では「状態を整える」ことが同じくらい重要です。
弊社は配管工事の専門家として、調査後の清掃や復旧まで含め、次の対応につなげます。
・調査で確認した状況に応じて、必要な清掃・復旧の方向性を整理
・清掃を前提にした段取りで、再発しやすい状態を残さない
・「見る→整える→次の打ち手」の流れを一社内で完結しやすい
使用機材
高圧洗浄機
内視鏡で状態を確認したうえで、堆積物や付着汚れが原因の場合は、洗浄で配管の状態を整えることが重要です。
弊社は現場の条件に合わせて方式を使い分け、必要な範囲を過不足なく洗浄します。
【目的】
堆積物の除去・流れの改善・再発しやすい状態を残しにくくする
【【方式】
・エンジン式(高出力を確保しやすい)
・電動(建物内で取り回しやすくハイパワー)
トーラー
抵抗の強い区間がある場合に、ワイヤーを回転させて通管し、閉塞要因にアプローチする機材です。
内視鏡で確認した「詰まりやすいポイント」に狙いを定めて作業できます。
【目的】
通管の補助・付着物・障害物へのアプローチ・流れの回復
【方式】
・手動(感触をつかみやすく調整しやすい)
・電動(回転力を確保しやすく効率的)
管理会社さまへ
築年数が進んだ物件や、地盤沈下の懸念があるエリアでは、配管への影響が表面化しやすくなります。
異音や臭い、詰まりの増加といった小さなサインを放置すると、突発対応になり、復旧コストと調整工数が膨らむことがあります。
だからこそ、早い段階で状態を確認し、修繕の優先順位と更新計画を組めるようにしておくことが重要です。
詳しくは「管理会社さまへ」ページをご参照ください。
